「技術力には自信があるのに、なぜか書類で落ちる」——バックエンドエンジニアとして転職活動をしていた頃、私も同じ悩みを抱えていた。GitHub Actionsで自動デプロイを構築し、N+1問題も解消できる実力があっても、職務経歴書の書き方が悪いと採用担当者には伝わらない。
実際、IT・エンジニア職の書類選考通過率は平均25〜30%程度と言われており、約7割が書類の段階で落とされている。つまり、職務経歴書の出来が転職成功の最大の分岐点といっても過言ではない。
この記事では、現役バックエンドエンジニアの視点から「他のサイトが書かない本音のポイント」を解説する。一般的な転職サイトにあるテンプレ的な内容は意図的に省いた。
結論:こんな書き方をしている人は確実に損をしている
ズバリ言う。以下に当てはまる職務経歴書は、採用担当者に読んでもらえていない可能性が高い。
- 「Python・Ruby・AWS等を使用した開発に従事」→ 何を作ったか、どの規模で、どう関わったかがわからない
- 技術スタックが羅列されているだけ→「とりあえず書いた感」が出て信頼性ゼロ
- プロジェクト概要が長すぎて、自分の貢献が埋もれている
- 最新プロジェクトが一番後ろに書かれている(時系列順で書いてしまっている)
エンジニア採用担当者が見たいのは「今この人が何ができるか」「うちに入ったら何が任せられるか」の2点だ。それ以外は基本的に読み飛ばされる。
エンジニア目線で職務経歴書を正直評価する
良い点:技術スタックを「深さ」で示すと圧倒的に差がつく
技術スタックの書き方で、他の候補者と差をつけやすい。単に「Go言語使用」と書くのではなく、こう書くと評価が変わる。
【悪い例】
使用言語:Go、Python、AWS
【良い例】
言語:Go 1.21(gRPCサービスの設計・実装)、Python 3.11(バッチ処理・データ集計)
インフラ:AWS(ECS/Fargate、RDS Aurora、ElastiCache、SQS)
DB:PostgreSQL 15(インデックス最適化でクエリ速度60%改善の実績あり)
バージョン記載と具体的な用途・成果を添えるだけで、「本当に使える人」という印象に変わる。技術の解像度が高い職務経歴書は、採用担当者(特に技術者出身のCTO・テックリード)に刺さる。
見逃されがちな差別化ポイント:開発プロセスを書く
自社開発企業が特に気にしているのは、技術スタックよりも「どんな開発文化で働いてきたか」だ。SES出身者によくある落とし穴がここにある。
以下を職務経歴書に一行でも書くと評価が上がる:
- 「GitHub Flowを使ったPRベースのコードレビュー文化」
- 「2週間スプリントのスクラム開発でプランニング・レトロスペクティブに参加」
- 「E2Eテスト含む自動テストカバレッジ80%維持」
- 「オンコール対応経験あり(PagerDuty使用)」
逆にこれらが書かれていないと、「コードは書けるが、チーム開発の経験が浅そう」と見なされる可能性がある。
正直微妙な点:GitHubリンクだけ貼ってもほぼ意味がない
よくあるのが「GitHubプロフィールを貼れば実力が伝わる」という誤解だ。確かに参考にはなるが、採用担当者が全リポジトリを確認してくれることはほとんどない。
GitHubリンクを有効活用するなら:
- READMEに「このプロジェクトで工夫した点・技術選定の理由」を100字以内で書いておく
- 職務経歴書の中で「〇〇プロジェクトの実装はこちら(リンク)」と具体的に案内する
リンクを貼るだけで満足している人は多いが、それでは手間が増えるだけで効果は薄い。
他のサービス・情報と比較してどうか
| サービス | 添削の質 | エンジニア特化度 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| レバテックキャリア | ◎ | ◎(IT専門) | 技術スタックを正確に評価してほしい人 |
| Geekly | ◎ | ◎(IT専門) | Web・ゲーム系への転職を目指す人 |
| リクルートエージェント | ○ | △(総合型) | 大企業への転職も視野に入れている人 |
| マイナビIT AGENT | ○ | ○ | 未経験〜中堅エンジニア |
エンジニア向け職務経歴書の添削は、IT専門のエージェントに依頼するのが圧倒的に有利。総合型の大手エージェントは担当者がエンジニア経験を持っていないことも多く、「コードレビューが得意です」「設計から携わりました」という記載の重みを理解してもらえないケースがある。
登録前に知っておくべきこと・使い方のコツ
エージェントとの面談でこう伝えると良い求人が引き出せる
転職エージェントとの初回面談で、多くのエンジニアが「経験年数と使用技術」しか話さない。これでは求人の質が下がる。以下を必ず伝えよう:
- 「避けたい環境」を明示する——「SESは希望しません」「一人開発は避けたいです」など、ネガティブ条件を先に伝えると的外れな求人が減る
- 「どんなコードベースに触れたいか」を語る——「テストが整備されているチームで働きたい」「マイクロサービスの設計経験を積みたい」など、技術的な志向を伝えると、担当者がその観点で求人を精査してくれる
- 「年収より条件を先に話す」——「リモートワーク可・フレックス制・自社サービス」を優先条件に据えると、年収交渉の際に担当者が動きやすくなる
職務経歴書を提出する前に必ずやること
面談後ではなく、面談前に職務経歴書の初稿を送るのが正しい順序だ。面談時に具体的なフィードバックがもらえる。エージェントも事前に内容を把握していた方が的確な求人を紹介しやすい。
また、Geeklyが2026年2月に実施したアンケートでは、職務経歴書作成で一番困ること1位は「実績の魅せ方」(約60%)だった。ここが最も差がつく部分なので、数値・インパクト・自分の貢献比率を整理してから書くことを強くすすめる。
まとめ:技術力を正しく伝える職務経歴書が転職を制する
エンジニアの職務経歴書で大切なのは「正確に、深く、自分の貢献を伝える」ことだ。技術スタックのバージョン記載、開発プロセスの明記、プロジェクトへの具体的な貢献——これらを意識するだけで、書類通過率は大きく変わる。
まずはIT専門エージェントに登録して、プロのキャリアアドバイザーに職務経歴書の添削を依頼してみよう。無料で受けられるので、使わない手はない。


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