「バックエンドエンジニアとして5年働いているのに、年収がまだ500万円台から上がらない」「転職すれば年収800万に届くのか正直わからない」——こういう悩み、持っている人は多いと思います。
私自身も同じ悩みを抱えた時期がありました。スキルは確実に上がっているのに、なぜ給料が上がらないのか。答えは「正しいタイミングで、正しい方法で転職していないから」でした。
この記事では、バックエンドエンジニアの年収相場を正直に解説しつつ、転職で年収を上げるための具体的な方法を現役エンジニア目線で書きます。
結論:バックエンドエンジニアが転職で年収を上げられる人・上げられない人
先に結論を出しておきます。
転職で年収アップできる人:
- 経験3年以上で、設計から実装まで一通り担当できる
- Go、Python、Node.jsなど「市場で需要の高い言語」を使っている
- AWSやGCPなどクラウドの実務経験がある
- SES・受託から自社開発・サービス会社へのジャンプを狙っている
転職しても年収が上がりにくい人:
- 指示されたコードを書くだけで、設計への関与がない
- PHPやCOBOLなど、レガシー系の言語しか使っていない
- 「今の会社のほうがマシ」と思いながら活動する人(本気度が面接に出る)
スキルがあっても「転職の仕方」を間違えると年収が横ばいのまま終わります。この違いを理解することが最初の一歩です。
バックエンドエンジニアの年収相場をエンジニア目線で正直に解説
平均年収の実態:公式データと現場感覚のギャップ
Geeklyの調査データによれば、バックエンドエンジニアの平均年収は約509万円(正社員516万円)です。年代別に見ると、20代平均が約460万円、30代平均が約561万円となっています。
ただし、これは「すべての会社・すべてのポジション」を平均した数字です。SES企業で常駐している人と、成長中のスタートアップで自社プロダクトを開発している人では、同じ「バックエンドエンジニア3年目」でも年収に100〜200万円の差が出ることは珍しくありません。
現場感覚として、以下のような年収レンジが実態に近いと思います:
| 経験年数 | SES/受託系 | 自社開発サービス系 | メガベンチャー・外資系 |
|---|---|---|---|
| 1〜2年目 | 300〜420万円 | 400〜480万円 | 500〜600万円 |
| 3〜5年目 | 420〜520万円 | 500〜650万円 | 650〜850万円 |
| 6〜10年目 | 500〜600万円 | 650〜800万円 | 800〜1100万円 |
| 10年以上 | 550〜700万円 | 750〜1000万円 | 1000万円〜 |
重要なポイントは、「会社の種類」によって年収レンジがまるごとシフトするということ。スキルを上げながら会社の種類を変えることが、最も効率的な年収アップの方法です。
正直微妙な点:「スキルが上がっても会社が変わらなければ年収は上がらない」
これは転職エージェントのサイトにはあまり書かれていないことですが、日本の多くの企業では「在籍年数」と「職位」で給与が決まる仕組みになっています。
つまり、Go言語やAWSをマスターしても、社内でその評価が反映されるまでに2〜3年かかることも珍しくない。外の市場では600万円の価値があっても、社内査定では450万円のまま……これがエンジニアが転職を選ぶ最大の理由です。
転職で年収を上げる具体的な方法【経験3〜5年目エンジニアの場合】
STEP 1:自分の「市場価値」を正確に把握する
多くのエンジニアが年収交渉で失敗する理由は、「自分がいくらの価値があるか」を知らないまま面接に臨むことです。
転職エージェントに登録すると、担当者が「あなたのスキルセットなら市場では〇〇〜〇〇万円のレンジです」と教えてくれます。これは無料で使えるサービスですし、転職する気がなくても市場価値の確認に使って問題ありません。
私が実際に経験したパターンを紹介します。経験3年でPHP/LaravelメインのSES企業勤務、年収430万円だった同僚が、レバテックキャリアに登録したところ「Go言語の経験があれば550〜650万円の求人も出せます」と言われました。その後Go言語の案件を意識的に取り、半年後に転職。年収は620万円になりました。
STEP 2:年収アップに直結するスキルに集中投資する
「何でもできる」よりも「これなら任せろ」のほうが年収は高くなります。バックエンドエンジニアとして市場価値を上げるなら、以下の優先順位でスキル投資することをおすすめします:
- ①Go言語 or Python:需要が急増中。特にGoは求人単価が高く、経験者は引く手あまた
- ②AWS実務経験:「EC2/S3が使える」ではなく「ECS/EKSでコンテナ運用できる」レベルまで上げると別格の求人に届く
- ③システム設計の経験:DBスキーマ設計、API設計を一人で担当した経験があると「上流から入れるエンジニア」として評価される
STEP 3:「年収交渉」は自分でやらずにエージェントに任せる
これが最も重要なポイントです。年収交渉を自分でやると、面接官との関係がぎこちなくなりますし、経験値がないため適正年収より低い額で妥協しがちです。
転職エージェントはあなたの年収を1円でも高く引き上げることが自分たちの報酬(成功報酬型)に直結するため、本気で交渉してくれます。レバテックキャリアでは利用者の3人に2人が年収70万円アップを達成しており、Geeklyでも年収アップ率80%以上・平均アップ額80万円という実績を出しています。
おすすめ転職エージェント比較【バックエンドエンジニア向け】
| サービス名 | 強み | こんな人に向いている | 年収アップ実績 |
|---|---|---|---|
| レバテックキャリア | IT専門・求人数最多クラス | 経験3年以上・年収500万〜 | 3人に2人が70万円UP |
| Geekly | Web/IT/ゲーム特化 | Web系・スタートアップ志望 | アップ率80%以上、平均80万円UP |
| マイナビIT AGENT | 大手・安定志向の求人豊富 | 30代以上・安定重視 | 書類通過率高め |
| テックゴー | 年収交渉力が突出 | 交渉が苦手・ハイクラス志望 | 交渉成功率100%、平均138万円UP |
基本的には2〜3社に同時登録し、担当者の質と紹介される求人の質を比較するのがベストです。1社だけだと「これが普通の求人数・年収レンジ」と思い込むリスクがあります。
転職活動前に知っておくべきこと・エージェントを最大活用するコツ
エージェントの初回面談でこう伝えると良い求人が出てくる
エージェントの初回面談では「何でもいいので良い転職先を」と言うのが最も損をするパターンです。以下のように具体的に伝えるほど、ミスマッチが減り、高年収求人が出てきます:
「バックエンド経験4年、Pythonメイン、AWSはEC2/RDS/S3の実務経験あり。自社プロダクト開発の会社に転職したい。年収は最低550万、希望は650万。SESと受託は除外でお願いします」
「SESと受託は除外」という一言が重要です。これを言わないと、エージェントは求人数が多いSES系をメインに紹介してくることがあります。
技術スタックで求人を絞る方法
多くのエージェントサービスでは求人検索に「使用技術」フィルターがあります。しかし、担当者に口頭でも「Go言語を使っている会社だけ」「Kubernetes運用の実務がある会社を優先」と伝えると、システムのフィルターでは出てこない非公開求人を紹介してもらえることがあります。
正直なところ、エージェントを「使い倒す」姿勢が大事
転職エージェントは親切な人ばかりですが、ビジネスとして動いている以上、どのエージェントも「成約しやすい求人」を優先的に紹介する側面があります。
「この求人のコードレビュー文化はどうですか?」「技術的負債はどの程度ありますか?」と突っ込んで聞ける人は、より自分に合った会社に転職できています。エージェントはこういう質問に慣れており、担当者が知らなければ企業に確認してもらえます。
まとめ:バックエンドエンジニアが転職で年収を上げるための3つのポイント
- 会社の「種類」を変えることが最短ルート:SES→自社開発への転職は、スキルアップ以上に年収を底上げします
- 市場で需要の高いスキルに集中投資:Go言語・AWS実務・システム設計経験が年収600〜800万円の壁を越える鍵
- 年収交渉はエージェントに任せる:自分でやると相場より安く妥結しがち。プロに交渉を代行してもらうだけで50〜100万円変わることも
転職は怖いですが、正しいやり方で動けば確実に年収は上がります。まずはエージェントに登録して「自分の市場価値」を確認するところから始めてみてください。


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