SESに3年いて「このままでいいのか」と感じているエンジニアは多い。客先常駐でクライアントを転々とし、技術選定に口を出せず、自分のキャリアが見えない。そういった閉塞感から、自社開発企業への転職を考え始めるのは自然な流れだ。
ただ、「自社開発に転職したい」と検索すると「難しい」「やめとけ」という記事ばかり出てくる。これは正直、半分本当で半分誇張だ。本記事では、バックエンドエンジニア歴5年以上の現役エンジニアとして、実態を本音で解説する。
結論:こんな人に向いている(向いていない)
向いている人
- SES歴2年以上で実務コードを書いてきた
- GitHubに個人プロジェクトか業務外の学習ログがある
- 「技術を自分で選びたい」「プロダクトに愛着を持って働きたい」という動機がある
向いていない人
- SESの案件でほぼ設計書作成やテストだけで、コードをほぼ書いていない
- 「給料が上がるから」だけが転職理由(自社開発でも給料が下がる企業はある)
- 面接でコードを書かせる技術試験に拒否感がある
SESから自社開発転職の実態をエンジニア目線で正直に語る
良い点:技術スタックに当事者意識を持てる
自社開発の一番のメリットは、技術選定や設計に関われること。SESだとクライアントが決めた技術スタックの中でしか仕事できないが、自社開発では「なぜこのフレームワークを使うか」の議論に参加できる。コードレビュー文化が根付いている会社も多く、エンジニアとして成長しやすい環境が整っている。
年収面でも、SESの平均年収350〜460万円に対して、自社開発企業では転職後に100万円以上アップする事例も珍しくない。ただし「自社開発=高年収」は幻想で、スタートアップなど資金力の薄い会社では逆に下がるケースもある。
正直微妙な点:「自社開発」を名乗っていても実態がSESな会社がある
これは他のサイトが書かないが、転職活動で最も注意すべき落とし穴だ。「自社開発エンジニア募集」と書かれていても、実態は「自社パッケージをSES先に納品するだけ」という会社がある。見分け方のポイントは以下だ:
- 面接で「エンジニアの自社開発比率は何%ですか?」と直接聞く
- 「常駐はありますか?」と確認する(ある場合は実質SES)
- GitHubやSpeakerDeckで技術発信があるか調べる
転職エージェント比較:SES→自社開発に強いのはどこか
| エージェント | 自社開発求人の多さ | エンジニア特化度 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| レバテックキャリア | ◎ | ◎(IT専門) | ★★★★★ |
| Geekly | ○ | ◎(IT・Web特化) | ★★★★☆ |
| マイナビIT AGENT | ○ | △(総合型) | ★★★☆☆ |
SESから自社開発を目指すならレバテックキャリアが最もおすすめだ。エージェント自身がITバックグラウンドを持つ場合が多く、「技術スタックで求人を絞りたい」「コードレビュー文化があるか確認したい」といった具体的なリクエストに応えてくれる。
転職活動の流れとエージェントとの付き合い方
SESから自社開発へ転職した経験者の典型的なパターンはこうだ:
- GitHubを整備する(1〜2ヶ月):個人開発でも業務外の学習リポジトリでも良い。コミット頻度が見られる
- レバテックキャリアに登録:面談時に「自社開発比率100%の企業のみ」「技術スタックはGo or Python希望」と明確に伝える
- 面接対策:技術試験(コーディングテスト)対策としてAtCoderやLeetCodeを2〜3週間やる
- 内定後の年収交渉をエージェントに任せる:自分で交渉するより20〜30万円変わることがある
エージェントには「給料より技術環境を重視しています」と伝えると、質の高い求人を紹介してもらいやすい。「とにかく年収を上げたい」という人には、条件だけで求人を合わせてくる担当者が多く、ミスマッチが起きやすい。
まとめ
SESから自社開発への転職は難しくはあるが、戦略次第で十分に実現できる。重要なのは「コードを書いた実績」「GitHubの整備」「自社開発の実態を見極める質問力」の3つだ。エージェントを活用する場合はIT専門のレバテックキャリアを軸に、Geeklyを並行利用するのがセオリーだ。


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